IR情報
株主・投資家の皆様へ
社会の発展を支え、未来価値を創る。
株主・投資家の皆様、そして新たに当社に関心をお寄せいただいている皆様へ、日頃のご支援とご期待に心より御礼申し上げます。
私は、時価総額や株価の向上は、経営を担う者が果たすべき責任であると考えています。
その責任を果たすためには、「社会への貢献」「収益の拡大」「株主様への還元」を一体で推進することが不可欠です。
社会に必要とされる技術を育てることで収益を上げ、その成果を還元していく。
この循環こそが、当社の成長の源泉であると考えています。
この循環を確かなものにするための羅針盤が、当社グループのコーポレートメッセージである「Search for a Way 次のイノベーションのそばに。」です。
この言葉には、答えが一つではない時代においても、より良い手段・手法を探し続け、お客様や社会の課題に向き合う意思が込められています。
私はこれを、単なるコーポレートメッセージではなく、当社グループの行動原理であり、経営者としての約束であると考えています。
経営統合の意味|グループの総力を結集し、新たな価値を共創する
2024年10月1日、ジーエルテクノグループは「ジーエルテクノホールディングス」として新たな一歩を踏み出しました。
半世紀を超える歩みの中で築き上げた揺るぎない信頼を礎に、さらなる高みへと飛躍する——。
この大きな決断の背景には、これまで積み上げてきた実績に安住することなく、時代に合わせて自らをアップデートし続けるという私たちの強い覚悟があります。
変化し続ける市場環境下において、各事業会社が個別最適にとどまっていては、成長に限界が生じます。
だからこそ当社は、分析機器、半導体、自動認識という異なる強みを持つ事業群を、グループとしてより戦略的に束ね、人材・技術・投資・経営資源を最適に配分できる体制へと進化させました。
これは、既成の事業領域という「枠」を飛び出し、グループを構成する一人ひとりが自ら思考し、挑み続ける集団へと進化するための挑戦でもあります。
私たちは「人と社会の可能性を触発する」というミッションを胸に、グループの総力を結集させ、さらなる企業価値の向上に邁進してまいります。
社会への貢献|“見えにくいが不可欠”な領域を支える
当社グループの事業は、表からは見えにくいものの、社会に欠かせない領域に広がっています。
科学技術の進歩、ものづくりの高度化、人々の暮らしの安全・安心を支えるうえで、いずれも重要な役割を担っています。
当社のコーポレートメッセージ「次のイノベーションのそばに」が示すとおり、私たちは、社会の変化の最前線にあるお客様に寄り添い、現場に根ざした価値を提供し続けてまいります。
収益の拡大|課題起点で事業を磨き、持続的成長を目指す
現在、中期経営計画の完遂に向け、次の3事業を軸とした「安定」と「成長」を両立させた事業ポートフォリオを強みに、変化する市場環境下においても持続的な収益拡大を図ってまいります。
分析機器事業|安定収益基盤を磨き、現場課題の解決力を高める
分析機器事業は、継続性の高い収益基盤を有する当社の重要な土台です。
一方で、市場では人手不足やニーズの複雑化、分析対象や手法の多様化が進んでおり、単に製品を供給するだけでなく、現場の課題解決にどのように貢献するかが問われています。
当社は、消耗品・継続取引の強みを活かしながら、研究・検査・品質管理の現場で求められる提案力・対応力を強化し、安定収益の質をさらに高めてまいります。
半導体事業|中長期の成長市場で、供給力と対応力を強化する
半導体事業は、デジタル社会の進展を背景に、中長期的な成長が期待される領域です。
一方で、需要変動や外部環境の変化も大きく、成長市場にいるだけでは競争優位は築けません。
当社は、品質・生産体制・顧客対応力の各面で競争力を高め、変化に強い事業運営を行うことで、成長機会を着実に取り込んでまいります。
自動認識事業|省人化・効率化ニーズに応え、第3の柱へ
自動認識事業は、ニッチ領域で独自のポジションを築いてきた事業です。
今後は、セキュリティ意識の上昇、物流・製造における省人化・効率化などの顧客ニーズの高まりを捉え、当社ならではの強みをさらに磨いてまいります。
株主様への還元|成長投資と還元の両立を、経営の責任として実行する
株主還元を経営の重要課題と位置づけ、成長投資とのバランスを重視しながら、長期にわたる安定的な配当を基本方針としています。
当社は、利益成長のなかで配当性向30%以上を目標とし、株主の皆様に還元してまいります。
あわせて、事業成長による収益力の強化とともに、株主還元のより良い形を追い求めてまいります。
社会課題と価値創造をつなぐ、当社ならではの経営へ
人口減少、品質要求の高度化、産業構造の変化、デジタル化の進展。
社会が抱える課題は複雑化していますが、その分、当社グループが果たすべき役割は大きくなっています。
私は、当社グループの歴史の中で培われてきた技術力、現場力、そして「Search for a Way 次のイノベーションのそばに。」に込めた思いを軸に、社会への貢献と収益の拡大、株主様への還元を高い次元で両立させ、企業価値の向上に取り組んでまいります。
経営統合を新たな出発点として、当社グループは、社会に必要とされる技術と価値を生み出し続ける企業でありたいと考えています。
株主・投資家の皆様のご期待に、誠実に、そして力強くお応えしてまいります。
今後とも、より一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役社長 長見善博